みなさん、こんにちは。インベスティです。
今回は、いまや洗濯機には欠かせない『自動お掃除』機能をご紹介いたします。
メーカー別自動洗浄機能の紹介
それでは国内メーカー別に、自動槽洗浄機能を紹介いたします。
日立 自動おそうじ機能
『自動洗浄機能』を謳い、最初にヒットを飛ばしたのが日立の洗濯機です。
特徴として、洗濯槽の上部に洗濯槽を洗浄するためのシャワーがついており、洗濯槽を回転させながら、シャワーで洗い流して汚れを落とします。
他メーカーとの最大の違いは、他メーカーがすすぎの際に出た水に洗濯槽を洗うのに対して、別の水を使用しているため、きれいな水で洗い流すことです。
簡単に言えば、食事後のお皿を洗うときに、タライなどに溜めた水で洗えば節水にはなりますが、タライの中に浮いている汚れが再び付着してしまう事もありますよね。
日立の場合は、洗濯槽を洗浄するときは、あえてシャワー水で洗い流すので、綺麗な水で洗います、という事をPRしています。
ただしその分、水の使用量は数Lほど、一回あたりの選択時間も数分増加します。
他のメーカーと比較して、日立の洗濯機が水を余分に使っている、洗濯が遅いなどというイメージはありませんが、実はこの『自動おそうじ』機能、お客様の手元に届く、工場出荷状態ではオフ設定にしてあります。
常時オン状態ですと、洗濯機の能力表示の際に、定格使用水量や洗濯時間にプラスしなければならない為です。
つまり、日本統一の基準で自社製品を表記する場合、不利をこうむり易いのです。
その為かどうか分かりませんが、おそうじ機能のオンオフの切り替えを出来るようにして、使用水量は自動おそうじが働かない状態を他メーカーと比較できるようにしてあります。
※最近の各メーカーは、機能をオフにして出荷している場合がほとんどです。
また、他メーカーがイオン発生器を搭載して抗菌処理を謳っていますが、日立はイオン発生器などは搭載されていません。
しかし、メーカー調べで減菌効果を調査した所、99%菌が減っている、との調査結果をカタログなどで掲載しています。
日立『自動おそうじ』機能のメリット
・洗濯槽をシャワーで洗浄する機能搭載
・綺麗な水道水で洗うので、洗浄力アップ
・抗菌装置がなくても、除菌率99%を実測
デメリット
・シャワー洗浄の際に水を使う(カタログ表記は自動おそうじオフ)
・抗菌装置はついてない
パナソニック 自動お手入れ機能
パナソニックは、すすぎの途中で通常の3倍スピードで高速回転する行程を設け、高速回転によって水を飛ばして洗浄します。
また、日立が『きれいな水で洗う』をPRしているためか、パナソニックはすすぎの水に2L水を足し、『すすぎの際に使った水よりきれいです』とPRしています。
※この機能も工場出荷状態ではオフにしてあります。
最後に、洗濯終了後に衣類を取り出したすと、蓋が閉まると自動で洗濯槽内に『ナノイオン』を送り込み、カビ菌の発生を抑えます。
ナノイオン、といわれてピンとこない方もいるかもしれませんが、シャープが空気清浄機に載せて大ヒットしている『プラズマクラスター』と同じ仕組みのイオン発生器が搭載されています。
パナソニック 『自動おていれ』機能のメリット
・『自動おそうじ』と比べて、使用水量、洗浄時間が短い
・イオン発生装置『ナノイー』を搭載している
デメリット
・少ないとはいえ、水は2L使用する
・ナノイー搭載でも、非搭載の日立と除菌率99%は一緒
東芝 自動おそうじモード
東芝の洗濯機は、パナソニックと同様のすすぎ行程で高速回転を入れるのですが、最終すすぎ(一番汚れていない水)で行うため、きれいな水を使っています。
追加や専用の水は必要ありません。
最後に
いかがだったでしょうか?
一言で自動槽洗浄、といっても各メーカーそれぞれ特色があります。
洗浄力同様、自社が一番きれいに落ちる、と各メーカーは回答すると思いますが、自動洗浄に拘らず、各機能から皆さんが最適だ、と思う洗濯機をお選び下さい。
では。