さて、日立に続いては三菱です。
女優の杏さんをCMキャラクターに起用し、三菱製品全般のCMでご覧になられた方も多いと思います。
では、三菱冷蔵庫の特徴と、おすすめ機種をご紹介します。
最大の売りは『スマート大容量』と『切れちゃう冷凍』
まず、三菱本来の冷蔵庫のセールスポイントとして、『切れちゃう冷凍』があります。
切れちゃう冷凍とは
なんの事かと申しますと、従来の冷凍室は温度帯がマイナス15~20℃で設定されています。
カチカチに凍らせますので、微生物も動けないし酸化なども起き辛いので、食材は長持ちします。しかし、凍らせすぎていざ調理をしようという時に、解凍に時間が掛かる、周囲の水分を集めて凍結するので、食材の細胞壁などを破壊して損なってしまう、など問題点もあります。
そこを解決したのが、微冷凍とも表現できる『切れちゃう冷凍』です。
マイナス7℃、という温度帯を採用する事により、一般的な冷凍に比べて保存期間は短いですが、食材を損なわなかったり、解凍の手間も省けます。
※ 通常の冷凍の場合、肉、魚類は約1~1ヶ月半程度の保存期間ですが、切れちゃう冷凍は2~3週間程度の保存期間が目安となります。
保存期間は短くなりますが、食材の保持と解凍の手間を省くのに便利ですよ、というのが特徴です。
2019年のモデルでは、切れちゃう冷凍にAIを搭載し、今までボタン操作で切れちゃう冷凍の設定が必要だったものが、扉の開閉で自動で判断して『切れちゃう冷凍』になりました。
スマート大容量 断熱材を改良してスリム化に成功
断熱材の進化によって、従来よりも冷蔵庫外壁が薄くなり、同じ大きさの過去モデルと比較しても、庫内容量が確保した製品です。
ただしこれは、近年では日立、東芝などが採用しており、『最初に始めたのは三菱』『全機種採用しているのは三菱』というレベルです。
実はこの構造ですが、表示の容積は大きく見せられますが、各社に表示が義務付けられている『収納容積の目安』は少なくなる傾向があるんですね。
そのせいかは定かではありませんが、スリムで大容量を全機種採用しているメーカーは三菱のみとなっています。
朝どれ野菜 密閉構造による水分保持とLEDの力でビタミンなどがアップ
三菱の野菜室は、密閉構造により野菜の乾燥を抑えます。
また、三色LEDを野菜室奥に設置し、野菜が屋外で栽培されていた時と同じような環境を作り、光合成を促します。
LEDの働きにより、野菜の持つビタミンCや糖度がアップします。
また、野菜室が真ん中であるレイアウトを採用しており、重く大きい野菜をこまめに取り出すのに、腰をかがめる必要がありません。
中央部の方が、奥までストッカーを広げられるので、野菜が大容量を希望される方にもお勧めです。
切れちゃう冷凍、スマート大容量、朝どれ野菜室。
この三点が、三菱冷蔵庫の強みとなります。
三菱の冷蔵庫はどれがお勧めか
2019年2月時点で、売れ筋モデルに当たる450~550Lクラス帯のモデルチェンジが予定されています。
大きく変更された点は、
・切れちゃう冷凍のAI搭載
・真ん中野菜室レイアウトモデルの拡張
の2点となります。大きな変更点はありませんので、よほどの事がない限りモデル末期の2018年モデルの方がお買い得です。
また、三菱はシングル、二人暮らし向けの小型冷蔵庫が非常に価格も安く、使い勝手が良い製品を送り出しています。
この季節でしたら、一人暮らし向け、夫婦二人世帯向けの冷蔵庫も注目です。
シングル用の150Lです。価格は3万円前後となります。
夫婦二人世帯をターゲットにした300L以上の冷蔵庫です。
静音、低価格、低電力と、三拍子揃った実力派です。
このクラスですと、本体価格も電気代もそこそこ安く、人気の製品が多いですので、小型冷蔵庫をご検討中の方は、是非、三菱をお勧めします。
以上、三菱冷蔵庫のお勧めでした。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。