みなさん、こんにちは。
現在の暮らしに欠かせない家事や生活に関わる家電の事を『生活家電』と呼びますが、その中でも非常に重要なウェイトを占めるのが、洗濯機です。
ただし一言で洗濯機といっても、洗洗い方に始まり、洗う量、メーカー別で様々な製品があります。
『自分達の生活にあった洗濯機はどれなんだろう』と思ったときに、お読み頂ければ幸いです。
洗濯機のおすすめ容量は何キロなのか?
まず、ご家庭の人数と洗濯頻度によって変わってきます。
家族の人数と洗濯頻度最適容量
基本的には、成人が一日に着用する衣類は一般的に1㎏~1.5㎏だといわれています。
冬に重ね着をしたり、夏場は薄着だったりしますので目安に幅があります。
そして、洗濯頻度も各ご家庭によって変わってきます。
毎日、こまめに洗濯をされるご家庭。
逆に週末などにまとめ洗いをされるご家庭。
ご家庭の人数と、洗濯の頻度に応じて
1㎏×家族の人数×洗濯量(〇日分)=洗濯機容量
という考え方です。
適正容量の1~2ランク上がおすすめ
ただし、冷蔵庫などにもいえる事ですが、ぴったりの容量の物を購入するより、1~2キロ大きめの容量をご購入する事をお勧めします。
なぜなら、天候不順や急な都合により洗濯物を溜めてしまう場合もあるからです。
家族旅行に出かけた後は、大量の洗濯物が出てきますし、お仕事をされている方は、仕事の都合などで洗濯が出来ないこともたくさんあります。
また、毛布など大物を洗いたい方も、大口径の方が楽だからです。
あとご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、洗濯機のキロ表示というのは、『汚染布』と呼ばれる擬似的な汚れをつけた特殊な布を用いて測定します。
あくまで凹凸や袖などの形状が特殊なものではなく、汚れのつけられた布ですので、一般的な衣類よりも、たくさん入りますし、汚れ落ちも良いです。
ですので、洗濯機の最適容量を考える場合は、上記の計算にプラス1~2㌔の洗濯容量の物をお勧めします。
ドラム型と縦型の選択のポイント
洗濯機選びのポイントとして、洗濯機の容量と共に考えなければいけないのが、『洗濯機のタイプは縦型かドラム型か』という洗浄方式の選択です。
洗濯機・衣類乾燥機:洗濯機を選ぶ前にココをチェック!:日立の家電品
一般的に、縦型は洗濯槽に水を貯めて『かくはん洗浄』という洗浄方式を採用しています。この洗い方は大量の水が必要となるため、節水には向いていません。
ですので、洗濯槽下部に少量の水を貯める『たたき洗い』を採用したドラム式の方が節水効果が優れています。
ただし、節水効果が優れていても、ドラム型は一般的な縦型よりも高価です。
そこでもう1つのポイントとして上げられるのが、『乾燥を利用するか』が方式を選ぶ際のポイントとなります。
縦型洗濯機にも乾燥機能はありますが、ドラム式と違い仕上がりに圧倒的な差が出ます。
ドラム型は洗濯物を上に舞い上げるため衣類が広がり易く、広がった状態で乾燥させた方が皺も少なく、ふんわりやわらかに仕上がります。
それに対して、縦型では下に溜まった洗濯物を、パルセーターで動かしながら乾燥をかけます。
脱水の後の洗濯物はもともと固まっていたり、場合によっては絡んでいる事もあるので、下部のパルセーターを動かしたくらいでは、洗濯物は広がりません。
結果として、乾燥の仕上がり具合に圧倒的な差が付くのです。
しかも、洗濯機の構造上、ドラム型の方が省エネ性能の高い乾燥器具を取り付けられますので、節水も節電も圧倒的にドラム型が優れています。
コインランドリーの洗濯機が全てドラム型なのは、
・利用客が乾燥までを求めていて、乾燥の仕上がりが良い
・使用水量、電気代ともにドラム式の方が低コスト(利益が出る)
の2点があるからなんです。
お仕事をされる方でしたら、朝仕事に行く前に洗濯物を洗濯機にかけておいて、ご自宅に帰ってきたら後は畳むだけ、という家事サイクルが可能になります。
ご自身のライフスタイルに合わせて、洗浄方式をお選び下さい
洗浄力はどの機種が高いのか
基本的に、洗濯機の洗浄力に明確な規定はありません。
汚れの種類によって落ち具合は変わりますし、使用洗剤や水量、水温なども洗浄力に影響してくるためです。
そして、ここが大切なのですが、
洗濯容量=何キロの洗濯物を洗浄出来るか
で表示されています。
あくまで基準で決められた汚染布での試験結果となりますが、10キロ分の洗濯物を中に詰め込める、というキロ数表記ではありません。
8キロ分しか規定の洗浄が出来ていない場合は、10キロの洗濯物が入ろうが8キロ洗濯機としか表示出来ないよう、定められています。
逆にいえば洗浄力が高いと、より大容量の洗濯物が洗える=容量表示が上がる、という図式が成り立ちます。
どの洗濯機の汚れ落ちが良いのか、と聞かれたら、各メーカーは自社の洗濯機が一番汚れ落ちが良い、と答えるかと思います。
が、表示されている容量が同じでしたら、同じ容量の洗濯物の汚れが落ちます。
最後に
洗濯機選びに際して、最低限のポイントを解説しました。
冬場は厚着が多く、睡眠時には毛布も使うため、なにかの大容量の洗濯物を洗う日々が続くでしょう。
しかし、一度に大量に洗浄をすると洗濯機に負担が掛かり、故障の原因にもなりやすいですので、洗濯機購入の際に一助になれば、と思います。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。