みなさん、こんにちは。
今回は数あるインターネット回線の中で、インターネットの言葉の意味をを詳しく解説します。
ブロードバンド全盛期を迎え、今やインターネットは電力や水道と同様、生活に欠かせないライフラインとなってきました。
しかし、インターネットに関わる言葉は、全て怪しいカタカナ語(笑)ばかりですので、読んでいてもさっぱり分からない、という方が多いと思います。
ご存知の方も、ご存知でない方も楽しくお読み頂ければ幸いです。
そもそも『インターネット』って何?
まず、みなさん『インターネット』って何でしょうね?
情報機器の老舗、NECさんのサイトから紹介させていただきます。
インターネット(Internet)を文字通り訳すと「相互に接続された(inter)データ通信網(network)」ということになります。この「データ通信網」とは、インターネット利用に際して契約するISP(インターネット・サービス・プロバイダー)事業者や、電話サービスを提供する事業者、ケーブルテレビ事業者などがそれぞれ保有するネットワークです。
これらすべてが地球規模で相互接続された巨大なネットワークこそがインターネットの正体であり、これぞ、インターネットが「ネットワークのネットワーク」と言われる所以です。
要約すると、電話会社やその他色々な会社が、物理的なネットワーク網を持っています。このネットワーク網をお互い繋ぎあって(相互接続)、世界につながる大きなネットワーク網を形成しています。
その巨大なデータ通信網の事をインターネットと呼んでいるんですね。
そもそも、世界でもっとも普及しているのは、電話回線網です。
各国にそれぞれ電話回線網が敷設されていて、国内であれば電話番号1つで通話する事が出来ますよね。
更に言えば、各国の電話回線網が繋がっているお陰で、国際電話も出来ます。
この電話回線網に音声の代わりに、パソコンの電子信号を乗せて受発信をしている、と考えていただければ、間違いはないです。
これが、皆さんが普段使われている『インターネット』と言う言葉の意味です。
ブロードバンドって一体何?
『高速ブロードバンドなら〇〇!!』みたいなCMをご覧になった方も多いと思います。
なんとなくインターネットの事を指しているんだろうなぁ、というのは分かると思いますが、実はこれ『高速通信』と言う意味なんです。
もともと、インターネットの始まりは単位的に『kbps』という単位でした。
今はほとんど忘れられていますが、『ダイヤルアップ』と言われる電話回線網を利用したインターネット通信が『54kbps』です。
それに対して、のちに登場したADSLや光回線と呼ばれるインターネット回線は、『8Mbps』とか『100Mbps』で通信をします。
ちなみに、bpsとは一秒間に送信できるデータ量の事でして、1kbpsの1000倍が1Mbpsです。
通信するデータ量でダイヤルアップとADSLなどを比較すると、54kbpで一秒間に9000文字程度の『ひらがな文字』が送信できます。それが一気に何十万文字レベルまで飛躍したわけです。
ADSLや光回線が登場した時に、『ダイヤルアップの何百倍もデータが転送出来る!!』とダイヤルアップを使っている人々に喧伝したんですね。
差別化を図る意味で、ダイヤルアップなどのk単位のインターネット回線の事を『ナロードバンド(低速回線)』、ADSL以上のM単位で通信が出来るインターネット回線の事を『ブロードバンド(高速回線)』と呼ばれるようになりました。
ちなみに、今の光回線は1G(ギガ)で通信が出来る能力を持っており、1M(メガ)の1000倍の通信容量があります。
その結果、『超高速ブロードバンド』などと言う、合ってるんだか間違っているんだか、よく分からない不可思議な日本語が出来てしまったんですね。
で、bpsってなんなの?
よく、インターネットの『速度』を示すのに、bpsという単位で表されます。
これは『bit per second(ビット毎秒)』といって、毎秒どれだけの容量で通信を出来る設備なのかを表す単位です。
※あくまで最大通信容量を示しているだけですので、毎秒の通信レートを保証する訳ではありません。
ちなみにひらがな1文字がおおよそ16ビットと言われています。
ですので、ダイヤルアップ通信でおおよそ3000文字、100Mなどの回線で1秒何万文字というひらがな文字を送信することが可能、という計算になります。
インターネット用ケーブル『LAN(ラン)ケーブル』
インターネット用ケーブル、と書きましたが、本来は広い意味でのインターネットに使うケーブルではありません。
建物内などの限られた狭いエリアで、パソコンやルーターなど情報機器同士を接続するために開発されたケーブルです。
狭いエリアの事をLocal Area Network(ローカル・エリア・ネットワーク)と呼ぶため、頭文字を略してLANと表記されるようになりました。
ちなみに、インターネット回線業者が提供するモデムやルーターには、『WAN』と表記されている差込口があり、通常のLANと区別されています。
これは、『Wide Area Network(ワイド・エリア・ネットワーク)と呼ばれ、インターネットと繋がる用の差込口です。
無線規格 Wi-fi(ワイファイ)
無線通信の規格で、正式には『IEEE802.11』と表記されている規格です。
世界中で使われるよう、ブランド名としてWIFI(ワイファイ)と定められました。
ちなみにwifiとは『wireless fidelity』という言葉の略称で、『基本の無線』のような意味となります。
現在では、多くの国々でワイヤレスインターネットの標準規格として使用されています。
最後に
皆さんは、普段から使われているインターネット用語について、幾つご存知だったでしょうか?
分かりづらい言葉もたくさんありますが、正確な言葉の意味を知れば、色々と気付くこともあるかと思います。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
それでは。